昨日に引き続き、NEWS。批評家矢野利裕さんがシゲの小説について取り上げている文章のまとめです。シゲ坦ならチェックしているものばかりだとは思いますが‥結構いちいち検索して見ているので、個人的にまとめたいと思いまして。(タイトルは敬称略です)
NEWSの加藤シゲアキは2012年「ピンクとグレー」で小説家デビューして、作品を出し続けています。矢野さんはNEWSの曲だけでなく、シゲの小説も高く評価してくれて、ファンとしては嬉しいです。
加藤シゲアキの小説
- RealSound
ある展開に「作者の、アイドルとしての覚悟を感じられた」。あの展開をそのように受け取ることもできるのか、と面白く読みました。
- ユリイカ2019年11月臨時増刊号 総特集=日本の男性アイドル
ワイルドサイドを歩け――加藤シゲアキ論 / 矢野利裕
twitter.com矢野利裕です。『ユリイカ(特集:日本の男性アイドル)』に、加藤シゲアキ論を書きました! 参考資料はこんな感じです。シゲの描く「伝わらない痛み」(「あやめ」)について考えました。まずはストレートな芸能&小説論として、とくにNEWSファンに読んでいただけたら幸いです。よろしければぜひ! pic.twitter.com/ddLq6Ob83S
— LL教室@次回イベント11/10荻窪 (@languagelabroom) 2019年10月25日
twitter.com『ユリイカ』の加藤シゲアキ論、「文芸批評家として、加藤シゲアキさんの小説を論じてくれ」という依頼だったので、基本的には小説を中心化しています。しかし、ことシゲの小説を論じるにあたっては、小説だけを扱うのでは物足りないという思いが強くあったので、いろいろ言及しています。(矢野)
— LL教室@次回イベント11/10荻窪 (@languagelabroom) 2019年10月26日
twitter.com自分の問題意識からすると、アイドル・加藤シゲアキと小説家・加藤シゲアキは、やはり切り離せない。むしろ、その切り離せなさを主題にしています。とりあえず言えることは、『Burn.』『ピンクとグレー』は名作で、「あやめ」は名曲ってことですね! よろしくお願いします!(矢野)
— LL教室@次回イベント未定 (@languagelabroom) 2019年10月26日
コンサートの映像を見るたび、言葉にできない感情があった。暗転した会場内、無数のペンライトの光は、星ではない。一つひとつが意思を持った人だ。無数の人々に見られる「人」はどんな景色を見ているのか。この世には「見る人」と「見られる人」が存在する。「見る人」には一生分からない景色だ。
この記事を読んで、少し整理できたように思います。
「RIDE ON TIME」、アイドルの振る舞いについて発言している場面があり、印象的だった。記事にも登場して、こんな風に繋がるのか‥!、と驚きと感動が。アイドルとしての立場を踏まえて書く、著者のスタンスはとてもしっくりきた。
本当に面白かった。他の記事も面白く、濃い特集でした。
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twitter.comNEWSの加藤シゲアキの小説について考えている。執拗にマイノリティを描こうとする。「シティズンシップの論理」(綿野恵太)とも異なる感じがする。自分自身を周縁に置いているように感じる。『ピンクとグレー』『Burn.』が傑作だと思う。『チュベローズで待ってる』も良い。(矢野)
— LL教室@次回イベント11/10荻窪 (@languagelabroom) 2019年8月25日
twitter.com加藤シゲアキの短編「おれさまのいうとおり」、文庫版あとがきによれば、「名作「時をかける少女」のオマージュ」であり、「タイムリープものを移人称で描きたい!という思い」で書いた、と。筒井康隆と渡部直己の関係を知悉のうえでの試みだとすれば、シゲ、なかなか意地悪な試みですね!(矢野)
— LL教室@次回イベント11/10荻窪 (@languagelabroom) 2019年8月25日
twitter.com加藤シゲアキさんは、インタビューで福永信や松田青子を愛読していると言っています。なかなかハードコアな読書体験をエンタメに落とし込もうとする姿勢が素晴らしいと思っています。(矢野)
— LL教室@次回イベント未定 (@languagelabroom) 2019年8月25日
twitter.com加藤シゲアキのSORASHIGE BOOK、今週はカネコアヤノを紹介(先々週はVIDEOTAPEMUSIC)。細野晴臣~星野源の系譜として位置づけて紹介しています。また、好きなアーティストに町田康を挙げていることについては、町田康名義か町蔵名義かINU名義か、どれが好きかをずっと気にしている。(矢野)
— LL教室@次回イベント未定 (@languagelabroom) 2019年9月10日
twitter.comPR誌『一冊の本』に、加藤シゲアキ『できることならスティードで』の書評が掲載されてます。書店などで無料ゲットできます。ネットでも。NEWSもやっていてこんな面白い文章も書けて、加藤シゲアキという人は本当に怪物じみていますね。BGMは、NEWS「U R not alone」。(矢野) https://t.co/Axcbxrq3Fw
— LL教室@次回イベント11/10荻窪 (@languagelabroom) 2020年3月2日
スティード本文でも出てきた「U R not alone」の歌詞が!この曲、関ジャムの歌詞特集でも取り上げられていたし、力がある曲なのだなあと思う。
矢野さん、シゲ呼びしてるのがファンらしくてよいですね。笑 いつか二人の対談が見てみたい。