「イームズ作品集」@国立映画アーカイブ

11月、国立映画アーカイブにはじめて行きました。東京駅の高速バスの乗り口から近いので、これまでも行こうと思えば行けたんですが‥ともかく行ってきました。


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アメリカ議会図書館映画コレクション』より、「イームズ作品集」を。

https://www.nfaj.go.jp/exhibition/libraryofcongress201910/#ex-35823/

地元の科学館で「パワーズ・オブ・テン」を子どものときに見たことがあった。数年前に見て、あらためてかっこいい作品だなあと。上映会自体は高橋栄樹監督がFacebookで「イームズの上映がある!」とシェアしていて気になっていた。

 

上映されたのは6作品。上映後、建築家の鈴木了二さんのトーク

イームズ・ラウンジ・チェア Eames Lounge Chair(2分・35mm・白黒)
メキシコの祝祭~死者の日 Day of the Dead(15分・35mm・カラー)
おもちゃの汽車のトッカータ

Toccata for Toy Trains(14分・35mm・カラー)
情報機械 The Information Machine or Creative Man and the Data Processor(10分・35mm・カラー)

スミソニアン協会 The Smithsonian Institution(20分・35mm・白黒)
パワーズ・オブ・テン Powers of Ten(9分・DCP・カラー)

www.youtube.com

日本語版だと少し色が悪いかも。

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イームズが夫妻であることも、夫のチャールズが建築家・家具デザイナーであることも、「パワーズ・オブ・テン」などがIBMとの作品だったことも、上映後のトークではじめて知った。

 

「メキシコの祝祭」で写真のスライドが急に、手作りされた人形のパレードの映像へ跳躍するところ。

トッカータ」が汽車と車数台が追いかけっこするところ。汽車を追いかける映像が途中、汽車の内部を通過する映像へ跳躍するところ。(パワーズ・オブ・テンっぽい!)

これらが、作品で面白いと思ったところ。「トッカータ」は、おもちゃの動きに細かい工夫がされていて、面白かったし、作る喜びにあふれていたと思う。f:id:yokantokiroku:20191211121145j:image「メキシコの祝祭」

f:id:yokantokiroku:20191211121156j:imageトッカータ

 

パワーズ・オブ・テン」も久々に観賞。冒頭ピクニックの美術は芸術学校出身妻レイのセンスであろう、と鈴木さんの話があった。あの場面一瞬だけどカラフルで本当にいいよなあ。1977年の作品だけど、これからも残り続ける作品なんだろうな。


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トークの最初に、鈴木さんと聞き手の映画アーカイブスタッフが、このスクリーンで見ると迫力が違いますね、と話していた。いまYouTubeで作品を見て確かにその通りだと思った。スクリーンで観賞したのはなかなか貴重な体験だった。

 

逆に言うと全部YouTubeで試聴可能なわけで‥それもすごい。子どものときに見たあの映像をすぐ手元で見られる、それだけでなく同じ作家の別の作品までアクセスできるって。急に時空を越えたような感覚になってすごいすごいと言いたくなる。現在の動画だとあたり前で何も思わないのにね。

 

イームズ夫妻の共同作品であるのに夫のチャールズの作品のように取り上げられていた(確かにWikipediaにレイのページがなかった)、芸術家のレイと派チャールズのいい部分がミックスされた作品は50年代に終わっている、などの話を鈴木さんがしていた。興味深い。

 

アメリカ議会図書館映画コレクション』他にも見たかったんだけど、予定が合わず。国立映画アーカイブいつも面白そうな映画やっているからまた見に行きたいな~本当に東京は充実してる!